私の祖母は寺の娘で 私の母はクリスチャン。

嫁と姑の確執のなか・・・ 家庭内宗教戦争で、 カミもホトケもないってくらい、 家の中は荒れていました。

おまけに、 父はアル中で、 私は、酒瓶で頭殴られたり、 階段から蹴落されたりして、 家の中では、 心が休まる日が全然ありませんでした。

それでも中学のときは、 生徒会長になったりして、 楽しく過ごしていけたのですが、 高校になると不登校になり、 ・・・といっても、 家には引きこもれないので家出を繰り返しながら、 映画館に通い、 映画で人間勉強。

１８才で上京。 映画監督になろうと、 今村昌平監督の日本映画学校を入学・卒業しましたが、 いきなりＴＶドラマで、主役でデビュー。

だけど、芸能界に道ができたと思った矢先、 原因不明の病気で入院、緊急手術、失敗・・・

で、 三軒病院をたらい回されたあげく、 臨終部屋に搬送されました。 「きもちいい・・・ 　このままどんどん上に昇りたいたい・・・」 と、感じていたら、 誰かが、 私の顔を叩いているのに気付いたので、 フッと目が開きました。 叩いていたのは・・・・母でした。

母は泣きながら私を叩いていたのでした。 あのままいくと、 ・・・私は死んでいたのでしょう。 はじめて私は、 母は母なりに私を愛してくれていた事に、 心から感謝できるようになりました。

この臨死体験から、 私は、神秘の世界に興味を持つようになったのです。

人生・・・無駄なことはひとつもない。

全てのことがメッセージ。 毎日、生されてる事に、感動と感謝しています。 ささやかで、ふつうで、当たり前だと思ってる中に、 愛も光も神も仏も宇宙も在るのだと。